ニューヨークの競売会社サザビーズ(Sotheby’s)は25日、13世紀に英国で制定された「マグナカルタ(大憲章、Magna Carta)」の貴重な写本が、12月に競売に掛けられることが決定したと発表した。
サザビーズによると、この写本は1297年に作成されたもので、イングランド王、エドワード1世(King Edward I)による認証の印が入っている。
競売では、3000万ドル(約34億4000万円)程度の値が付くと予想されている。
競売にかけられる文書としては、これまでで最も貴重なものとなり、その売上金は、米国の大富豪で元大統領候補のロス・ペロー(Ross Perot)氏が設立した慈善団体に寄付される。
上質皮紙に記されたこの写本は世界中で20冊もないとされ、競売にかけられるのは初。英国外に存在するのはわずか2冊で、うち1冊はオーストラリアにある。
今回の写本は、14世紀後半または15世紀初頭から英ノーサンプトンシャー州(Northamptonshire)のBrudenell家が所有していたもので、1984年にペロー氏の財団が購入、以来ワシントンD.C.の国立公文書館(National Archives)で展示されていた。
マグナカルタはラテン語で「大憲章」を意味する。
1215年に制定されたが、最終的にイングランドの憲章として
認められたのは1297年になってから。
当初は、王の権限をめぐり、ジョン王(King John)と
イングランド貴族の間で意見の相違があったことから制定
されたもので、王に対し、いくつかの権限の放棄と、法が
王の意思に優先することを認めるよう要求するものだった。
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