「ミニバブル」不安の声も
大手不動産会社が、富裕層向けビジネスに力を入れている。高級物件への買い替えや、都心に「セカンドハウス」を持つニーズが増えているためだ。販売価格1億円以上の「億ション」の売れ行きも都心部を中心に好調だ。
ただ、局地的な「ミニバブル」を心配する声も出ており、富裕層ビジネスが定着するかどうかは不透明だ。
囲い込み
高級ホテルを思わせる富裕層向けの不動産サロン
(10日、東京・千代田区の丸ビルで)三菱地所
リアルエステートサービスは10日、富裕層顧客
の交流拠点となる「丸の内サロン」を、
14日のオープン前に報道陣に公開した。
東京・丸の内の「丸の内ビルディング」7階に
あるサロンは、絵画やガラスのオブジェが飾られ、
床や壁に天然石を使った高級ホテルのような
雰囲気だ。
高級物件を扱ってきたベテラン社員の「不動産
バトラー」を6人配置し、当面は、都心部で
億ションの購入経験のある約1000人を担当する。
住み替えや投資不動産の購入などあらゆる相談
に対応する。小川武史サロン長は「ホテルの接客
マニュアルを参考に研修した」と話す。
三井不動産販売は5月、富裕層向け会員組織
「Class―R」を作り、不動産
の紹介から、ホテル、ゴルフ場の予約、人間
ドックの紹介まで多彩なサービスを提供している。
日常生活にかかわり、ニーズをいち早く取り
込む狙いがある。
短期契約型
短期契約型の家具付き高級賃貸住宅「サービス
アパートメント」も日本に定着してきた。
東京・六本木の東京ミッドタウン内に3月開業した
「オークウッドプレミア東京
ミッドタウン」(全107戸)は、
月額家賃が最低72万円。
高級家具が備え付けられ、24時間対応の
フロントサービスも受けられる。
都内でサービスアパートメント4棟を運営する
「リテック・コンサルタンツ」(東京都文京区)
は9月中にも、池袋と六本木に新たに2棟を
オープンする予定だ。
「長期出張の外国人ビジネスマンだけでなく、
日本人富裕層がセカンドハウスとして利用する例も
多い」という。
通常の賃貸マンションのような敷金、礼金が
かからず、高級ホテルに宿泊するよりは割安な点が
受けていると分析している。
定着するか
都心の地価上昇に合わせてマンション価格も
上がっている。今のところ「高額物件は引き合い
が多く堅調」(不動産大手)という。
景気拡大で会社役員の報酬が増え、株式公開や
ストックオプションで資産を手にした新たな
富裕層が増えてきたことが背景にある。
ただ、郊外でマンションの売れ残りが目立つなど、
マンションブームに陰りも見え始めている。
都市部の「高額不動産ビジネス」が、新富裕層
に支えられて定着するのか、それとも一時的な
「ブーム」で終わるのか、今後の動向が注目される。
>>高級家具が備え付けられ
いや、結構ケチってますよ。
投稿情報: jj | 2007年10 月29日 (月) 23:48