
ハワイ・オアフ島の日本人不動産投資家、川本源四郎さんは 先月22日、ホームレスシェルター住まいのシングルマザーを含む3家族に、カハラ地区の豪邸を無料で提供、鍵と準備金として1000ドル(約11万7000円)を贈った。
川本氏の行いを冷ややかに見る人がいる一方で、同氏に感謝するトラッカーが月末に集会を開くなど、ちょっとした時の人になっている。
地元のGarden Island紙電子版やアロハニュースによると、川本氏は昨年、同地区に所有する20軒の豪邸のうち4軒を、家が必要な住民に低家賃で貸し出すと発表し話題となった。
入居希望者の手紙、約3000通の中から同氏が今回3家族を選んだ。
当初は月150ドルを家賃としていたが、結局無料にすると発表、
10年契約で光熱費は入居者が負担することになった。
この住居の規模では光熱費の負担が月500~700ドル(約5万9000円~
8万2000円)になると見られており、入居者の負担を心配する声もある。
鍵を受け取った入居者のドリー・アン・カヘレ(39)さんは、
5人の娘を持つシングルマザーで、顧客サービスの仕事をしている
もののホームレスシェルターに住んでいた。カヘレさんは「大変
感謝している」と涙ながらに語り、すぐに引っ越してくる予定
だという。
川本さんは1980年代にハワイの一戸建てやマンションを大量に
買い込み、不動産価格を一気に高騰させた張本人だ、との批判
がある。
ある男性は「ホームレスの問題の原因となる不動産価格の高騰
が始まったのはもともと川本氏がハワイの物件を買いあさった
ことがきっかけではないか」とアロハニュースに語っている。
川本氏の動機をめぐってはさまざまな憶測を呼んでいるが、
同氏の所有する物件は空き家の状態が続き、内外の手入れが
悪いと付近住民から苦情も出ていたという。