これまで個人などの専用機は小型のビジネスジェット機が主流で、大型の旅客機を個人の専用機として購入するという例は、一部のハリウッドスターなどを除いてほとんどなかった。
しかし、世界経済の拡大基調を受けて、個人などの間で旅客機を購入して専用機として運用する動きが広まりつつあるという。
911同時多発テロ事件以降、飛行場での搭乗手続きが厳しくなっていることもまた、こうした動きに拍車をかけているという。
写真に写っているのはボーイング社が開発中の
次世代大型旅客機B787
「ドリームライナー」のプライベート版
「787 VIP」となる。
1機の値段はボーイング社が公表しているリスト
プライスで約1億5300万ドル(183億円)
もする。

ボーイング社の発表によるとこの個人向け大型専用機「787 VIP」は今年だけでも実に7 機もの注文が入ってきているという。5月の段階で7機となるため、1年では17機前後は売れる計算となる。
一体、誰がこうした大型のプライベートジェット機を購入しているのかという疑問に対して、ボーイング社は22日付けで発表したプレスリリースで、香港の不動産王Joseph Lau氏からの注文の獲得に成功したと発表している。
フォーブスの世界長者番付によると Lau氏の
資産総額は約17億ドル(約2000億円)。
驚くなかれ、これでもフォーブズ長者番付では
451番なのだ!

画像はボーイング社が公開したVIP向けのプライベートジャンボ機「B747-8 VIP」の室内インテリア・プランをCG化したものとなる。
22日にスイスのジュネーブで開催されたヨーロピアン・ビジネス・アビエーション・コンファレンスの席上で公開された。
ボーイング社のこれまでの顧客は航空会社(旅客機)と内外政府(軍用機)が中心だったが、世界経済の拡大と共に、新たな顧客層として企業や裕福な個人などが専用機として旅客機などを購入するケースが拡大。
それらの新たな需要に対応するためにボーイング・
ビジネス・ジェットという部門を設立。
専用のインテリアで改装が施された新たなプライベート
ジェット機の販売を推進している。
この内装は企業向けではなく個人向けとなるが、
一体、どんな個人がプライベートジャンボ機を
購入するのだろうか?
超リッチな層が確実に増えている世相を反映し、全長10メートル超クラスの1隻